第16話恋の行方part2

変わらない日々が訪れた。勉強漬けの毎日だ。

だが今日は何か違う。帰り道かず君が…。

「手を繋ご?」そう言った。

「うん」まおは平然と返答した。でも、めっちゃ嬉しい、てか恥ずかしいと心でははしゃいでいた。

かず君の細くて長い手がまおの手に触れた。

温かい。ずっとこうしていたいと思っていた。

外灯に照らされて帰っている2人は照れていた。

そのせいかいつもより会話が弾まず沈黙が多かった。

もうすぐ冬になる。今の日々が終わると考えると悲しくなってくる。ずっと続いてほしい、

この幸せな日々が。

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