第14話 落ちこぼれ

350点、下がった。ありえないほど下がってしまった。指の震えが止まらない。前先生が言っていた。いくら勉強したって点数が伸びないスランプがくると。まおは自分はスランプに陥っていることを理解した。でも、それで納得できるかと言ったら到底できることではない。点数が上がらない。苦痛だ。辛い。自分の努力を否定されてるいるとでさえ思った。

まおは中学生である。こんな辛いことがあったら耐性がついていないため病んでしまった。

今勉強したってどうせ伸びないんだからやる意味ないじゃん。まおはそう思った。それからのまおは落ちぶれた。勉強は一切しなくなりいおりやそのほかの友達と毎日遊んだ。当然友達は驚くし、何よりかず君が心配する。

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