次は何がほしい?

「何コレ……?」


 六日目の適当さに笑ってしまった。

 たぶん、Cがめんどくさがったんだろう。

 あの子らしいと言えばらしい。

 そして、


「これね……」


 私が過ごす部屋のテーブルに原稿が三つあった。

 そのうちの一つを手に取る。


「はいはい。遅れて来た私が読みますよ」


 しかし、


「…………え?」


 そこには、おおよそ文字と呼べるものは羅列されていなかった。

 いたずらに、子供がキーボードを叩いたようなものが並んでいる。


「なにこれ……ひどいわね。誰が書いたやつだろう?」


 だから、そう吐き捨てて、あるはずの7日目の日誌を読むことにした。

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