2021年3月25日(木)『おビール様を讃えよ』
昨日は残すべきものではなかったものを書き上げてしまった気がする。
なので初志貫徹ということで日記ではない日記を書こうと思う。
そもそも日記を書くにあたり、ルーチンワーク的な日々を過ごしている社会人にとっては語るべきものがなさ過ぎる。
中高生の頃は面倒な行事が毎月のようにあり、書くことに困らなかった気がする。
学園祭の準備で自分から意気揚々とパシられる子やら、合唱祭で男子にしっかり練習しろという涙目になる委員長やら、を他人事のように眺めてた日々が懐かしい。どうして皆、あんなに行事に張り切っていたのだろう。
うん、こういうところが女子のつける日記における「前向きでキラキラ! おしゃれで可愛い! 夢いっぱい!」な部分を削ぎ落としているのだろう。
私の心は鉄工用棒ヤスリか。それも荒目だ、きっと。荒んだ心で日記に挑むから日記も荒むのだ。
だから私は今日も缶ビールを飲み干す。
荒れた心にはアルコールがよく染み込むのだ。昔、枯れた大地に水を垂して木々が生い茂るコマーシャルがあった気がする。たぶん私の心にもアルコールが染み渡り、植物が生えてくるだろう。できれば大麦がいい。それでビールをまた作るのだ。ひゃっほい。
世間の可愛い系女子は心に花畑を持っている。ヒマワリなら明るそう。薔薇なら美しいが性格は刺々しい。タンポポなら種をあちこちに飛ばして回る不純異性交遊野郎だ。
だから、どうした私は心に麦畑を持っている。観賞用ではないのだ。実用性の塊だ。古くはメソポタミア、ヨーロッパでは主食となった。加えてビールの原料だ。ビールを飲めば心も癒える。
鉄工用棒ヤスリたちよ、ビールを飲め!
そして、心に麦畑を持て!
おビール様、万歳!
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