電脳の詩《VRCポエム集》

寝李桃

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何者かになれるならお母さんでよかった

何にでもなれるなら女神でもよかった

本当の私は動物だった


魔法は体の一部だから

この姿はあなたに見えますか


石ころになってただ過ぎて行く足の色を

眺めていたい

蹴られても転がっても

ただただ広がる配列を

体でなぞり続けたい


身体に染み付いた誰かの拙い言葉が

触れる煙に見えたって

そんなの可笑しいけど


気づけば世界はチープなフェイクだらけで

きっとそれを諦めた強さで

世界は宝石になるのでしょう

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