第2話

二人は、よく、パソコンや、タブレットや、携帯電話で、ネットサーフィンを、したりして、時間つぶしを、しています。だけど、何にも勝る、時間つぶしは、やっぱり、お題目を、唱えることなのです。そう、未来ちゃんと、ほたるちゃんの、二人は、創価学会員なのです。お仕事は、宗教家なのです。お題目を、唱えては、お茶を、飲んで、音楽を、聴いて、また、お題目を、唱えて。毎日、この、繰り返し、なのですよ。大忙し、というわけでは、ないけれど。むしろ、退屈で、ずいぶん、暇を、持て余している、感じだけれど。本当に、何も、手に、つかなくて、とんでもない、パニック状態に、なってしまって、苦しむことも、あるけれども。はっきりいって、はちゃめちゃな、毎日だけれども。なんだか、まるで、ドタバタコメディーの、ような、毎日だけれども。こんな、未来ちゃんと、ほたるちゃんのことを、どうか、何卒、宜しく、お願い、致しますね。もしも、あなたに、読んで、いただけたら、幸いです。さて、何から、話そうかな。

未来ちゃんは、いつも、日課として、お仏壇に、向かって、お題目を、唱えて、題目帳、と、題した、かわいらしい、大きなノートに、唱えた、お題目の、数を、きれいな色の、ペンで、いつも、記録して、いってるんだけれども。かれこれ、もう、7年間も。

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