第132話 時雨沢恵一『ガンゲイルオンライン』

 私は学生時代に一度だけサバイバルゲームをしたことがあります。

 バンド若草物語のメンバーたち4人で一緒にエアガンを買い、伝手を頼って対戦相手4人を決め、とある野原で会いました。

 対戦相手のリーダーは「こんにちは」も言わずに、いきなり「きみたちのウエポンは?」とたずねてきて、びびったことを憶えています。

 サバゲーにハマっている人、怖い。


 どうしてサバゲーの話から始めたかと言うと、今回取り上げたい作家の時雨沢恵一先生がガンマニアであるからです。


 私は代表作の『キノの旅』1巻を読んだことがあります。

 なるほど名作だな、と思いました。

 しかし、私のツボではなかった。

 なので、2巻以降は読んでいません。


 次に『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。』を読みました。これはおもしろかった。

 創作系お仕事青春恋愛小説です。1巻から3巻まで読破。もっと読みたかったけれど、完結してしまいました。


 その次に、真打ちとも言うべきラノベ『ソードアート・オンラインオルタナティブ ガンゲイルオンライン』に出会いました。

 最高です。エンターテインメントの要素が詰まっていて、めっちゃおもしろいです。かわいい女の子たちがさまざまな銃で撃ち合います。あ、男も出てきます。

 女たちと男たちが入り乱れて、バババババババババババ、ガンガンガンガンガンガンガンガンガン、ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガと撃ちまくります。

 ガンマニア時雨沢先生の代表作は、個人的にはこちらだと思います。


 私は先日『ガンゲイルオンラインⅪ』を読了しました。

 おもしろかったあ。


 時雨沢先生のあとがきから引用します。


 GGOは書くのが楽しくて、続きを書いていいよと言われれば、それはもう喜び勇んで続きを書きますわよ?

 今までのスクワッド・ジャムの特殊ルール、私がサバイバルゲームで体験してきた面白ルールがまんまモデルになっていたりするのです。

 

 読んでわかるとおり、先生はサバイバルゲームで遊びまくっているのです。

 イラストは黒星紅白先生です。

 ふたりが生み出すキャラクターが魅力的なことはもちろんです。

『ガンゲイルオンライン』、銃に興味がある人もない人も楽しめる傑作エンターテインメントですよ! 

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