平穏な日々とは?
けーみん
第1話
私は、どんな子供でしたか?
今でこそHSP、HSCという言葉によって分類される様になったけれど、当時は1970年代の昭和で、この様な概念など大人達にあるはずもなく、根性論で世の中は成り立っていた気がする。
戦中もしくは戦後まもなくして産まれた私の親達の世代は、とにかく自分達中心の生活をしたがり、世間体を気にして日々生活しており子供はレールをしかれ、お利口さんにしていなければならない風潮があった。
親や周りの大人達がタバコをスパスパ吸う中で子供達は副流煙まみれで育てられ理不尽な事も日常茶飯事。大人の都合の中で育った世代それが私達。
私の事を周りの大人達は、どんな風に見ていたのかな?
大人しい子供と思っていたのは間違いない。自分でも大人には人見知りで話さない子供だったと認識している。
だからといって弱者の気持ちは1ミリも考えず、やりたい放題の大人達。
子供が邪魔なら産まないで欲しいけど世間体があるからね。
一応、結婚して子供を産んで...うざがるというパターンになるのかな。
確かに子供なんて親の思い通りに行動しない訳だからね。大変よ。
現代にもいるけどね変な親達が。
本当、子供は犠牲になるからね。
私は本当に、お利口な手の掛からない子だったけどね。
だからって...酷過ぎやろ。虐待というにはギリギリのライン。プチネグレクトとしておくか。
幼稚園に入園するまでは、そこそこ幸せ感も強かった気はする。
年中で幼稚園に入園した訳だが、ある日、何故だか担任に太腿を力一杯、平手打ちされました。初めてかも。理不尽な暴力。
何故そうなったのか?先生、何か気に触りましたか?私がチンタラしていたから?未だによく分からないままです。
口で言ってくれたら良かったのに。
夏頃には引っ越ししたから、その担任とはバイバイ出来た訳だけど。
逆に環境は変わって良かったのかな?
でも転園先には意地悪な子がいる訳よ。
年少から入園してる幅利かせた子がさ。
案の定、新参者は洗礼を受ける訳よ。
何されたかは覚えてないけど未だに忘れてないからね。きっと何か意地悪されたんでしょうね。
あーでも、そこの担任も怖かったぞ!
前より怖かったかも!ダメじゃん!
最悪やん!引っ越ししても余計悪いし。
親の都合だから仕方ない。
小さな子は、着いて行くしかないからね。
子供心に試練と思って耐えるしかない訳よね。
そういえば追い討ちをかける様に近所の子にもイジメられたよ。2歳上の女の子。最悪じゃん!幼少期。
しかも幼稚園から鍵っ子で。
これはプチネグレクトでしょうか?
私は小さいから普通の事だと思って耐えていたのかな?我慢、忍耐、根性か!
我が子には絶対したくなかった事です。
一人ぼっちにさせるなんて。考えられない。
しかし、めちゃくちゃ怖かったな。
一人ぼっちは。コタツに潜ってTV見たりしてたしトイレも怖くて...あれは本当になんだったんだ?
家の中に居るのは怖いから外に出たりしてたなぁ。でも暗くなって来たら家に入らないといけないし。
TV見て親の帰りを待つしかない。
でも野良猫がいた時の嬉しさったらなかったな。空き地に赤ちゃん猫とかいて遊んでいた。
野良猫、野良犬と普通に遊んだ幼少期。
私の2歳離れた兄がいて、これが結構な多動で手の掛かるタイプだったらしい。
必然的に2人目は大人しくあって欲しいという親のリクエストに答えて良い子にしていたのでしょう多分。
お手伝いだってしていたよ私は。兄は全くしなかったね。男尊女卑か?
小学校の頃は兄の昼食まで作ってあげていたもんさ。土曜日の昼食や夏休みの昼食。
優し過ぎやろ。
しかし兄は覚えてもないんだろうね。
でも親の前では大人しくて良い子だったけど他の大人には、もしかしたら、そうでもなかったのもしれない。
幼稚園の時に父方の叔母に切れられた記憶がある。
「だから連れて来たくなかった!」と。
そんなにわがまま言ったかな?
ただ喉が渇いたと訴えただけなのに...
そんなに怒らなくても。
常にヒステリックな人ではありましたけどね。
未だに好きにはなれないままだわ。
一度嫌なことされたら嫌いになるんだよね。
これも特性の一つなのかな?
いや、そもそも幼児を恐怖映画鑑賞に連れて行くのは、どうなの?
ジョーズって。最初に映画館で観た映画がジョーズって。そんな幼児いるのかな?
お陰様でユニバーサルスタジオのジョーズのアトラクションに物凄く親近感がありましたけども。
とにかく私の親世代は自分達中心だったから。
幼稚園から鍵っ子って珍しくなかったのかな?それともウチだけ?昭和では普通だったのかな?
とにかくまー怖い体験だらけの幼少期でしたから。神経質にもなりますわ。
だから自分がHSPっぽいのかな?
幼少期の環境によりHSPになってしまったのか、元々HSPの気質なのかは良く分からない。
でもヒステリックな叔母の影響で大人の前では極力大人しくしていた方が良いという事は学んだ気がする。
親以外の大人にも気を遣う様になって、大人を困らせてはいけないという概念が植え付けられた幼少期。
お利口さんにしていなければ嫌われると思って過ごしていた気しかしない。
大人と普通に喋れる様になったのは短大の時とかだと思う。
それまでは相槌とか返事くらいしか出来なかったんじなゃないかな。
そんな人いるのかな?
まーでも子供同士となると小学校から私のワガママは半端無かったかも。
傷つけた人は沢山居ると思う。
私と関わった人は辛い思いしたよね。きっと。
最初は楽しいんだけどね。
なにしろ気に食わない事があると怒る訳よ。
子供相手なのに本当に厳しい訳よ。
許せなくなる訳よ。
子供に完璧を求めていたのか?
相手が全部悪い!ってなるんだよね。
今もそういう所あるかも...やっぱり病気なのか?気が合う人が居ないんだよ。
薄く広くは付き合えるけど。上部だけは上手く出来るんだよ。そこそこ愛想も良いし。
でも深くは無理。馴れ馴れしくなってきたら、それ以上は嫌になるし自然消滅してゲームオーバーよ。
これはHSPならではなのか?
自分の全ては見せたくないし踏み込まれたくない。
幼稚園の時に意地悪して来た子には仕返しもした気がするし...
要するに家では、お利口さん。外ではワガママさんで友達を困らせては心のバランスを保っていたのかもしれない。
本当に反省してます。
でも、それが素直な自分の姿だったんだろうね。子供時代は外の自分が本当の自分だったのかな?
うーん難しい。私って元来どういう性格なんだろう?性格悪いんだろうか?生きるための手段として強くならざるを得なかったのは確かだと思うけど。
親はプチネグレクトやし。
本当に普通が分からない。
平穏な時が少なくて疲弊してしまう。
誰か教えて欲しい。
それは無理か。
側から見れば子供の頃も普通に幸せ家族だっただろうし。
本当、家庭環境って外から見ても分からないよね。
我が家だって側から見れば幸せそうな家に見えると思う。
色々とあるんですけどね。言わないだけで。
まー最近は別に詮索してくる人もいないし、さほど付き合いもないから楽かな。
夏休みが人と関わりが減ってホッとして過ごせてた感覚に似てる。
私、今50歳なんですけど人生を色々と振り返ってみたくなりまして...
これからボチボチ記していこうと思ってます。
誰に見せるでもなくツラツラと記していこうと思います。
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