うおぉぉ、micco版紫の上と光源氏と藤壺さまがここに…！（盛子が何役にもなっちゃうけどｗ）源氏物語っていつかちゃんと読んでみたくて、でも常に冒頭で挫けているんですよねえ（苦笑）

基通の実母がそこまで恨んでいたということは、基実さまは盛子を本当に大切にしていたんでしょう。可愛さ余って憎さ百倍、嫉妬のあまり基実さまも呪い殺されたんかな…とか、想像が膨らみますね〜。
他者視点も読んでみたくなる話ですね。
基通の実母が嫉妬と恨みに狂っていくさまとか、基実さまが幼女が成長するのを手ぐすね引いて待ってるのとか、基通くんが道ならぬ恋に思い悩んでるのとか…。あれ、全部だなこれ？

平安時代の雰囲気と人間関係と感情がよく表現されていると思って……すごかったです。そして情景が美しい……！
すごいものを見た、という気持ちです。
ありがとうございます。

何でそんなに振り回すよんだこの男どもおおおおお！！
と思いながら読んでました。
旦那もお父さんも義理の息子もやだなぁ…
盛子の気持ちはどうなるのよ…！

私は時代物には価値観の相違のせいか（現代的な描写でも）感情移入しにくいのですが、
盛子は未熟ながらにしっかりしようとしていて、
それでいて恋する乙女でもあって、素敵だなぁと思いました。
せめて幸せになって欲しかったなぁと思いつつ、こうなるのも仕方ないなぁと納得しつつです。

あのFAからこうなるのか…！という驚きもあって面白かったです。
何か１枚描いてみたくなりました。（そっち）

めちゃくちゃ良かったです…いやぁ、良かった( ´ ▽ ` ) この時代の怪奇物は、書きたいと思っても、知識と文章力が必要なのでなかなか書ける人はいないでしょう。それくらい難しいと思います。そして、この平安時代の、男と女の温度差……でも、これがまた良いのよねぇ。

miccoさんの引き出しの多さに脱帽です……！
（読みやすい文体ながらしっかり平安の怪異で、ホラーは読まない私が最後まで読んでしまいました）

盛子の気持ちがいじらしく、幸せになってほしかったのに……(泣)
笑い声に狂気を感じ、怖いのは人だなぁと思いました。

あと基通の気持ちを考えてしまいます。
彼はどこまで知っていて、あの行動になったのだろう。

偏見ですが、これだから平安男子は……！