第9話 進級

楽しかった春休みも終わり、また、退屈な学校が始まるんだと理解して、とりあえず自分のクラスを探して、自分の机を探して、寝ようとした。しかし、、悠貴が「また同じクラスだったよやったね!」とテンション高めに言っていた。悠貴とは中学の時は一回も一緒のクラスにならなかったから多分そのせいなのだろう、、と考えて俺は自分の机で寝ていた。

ー10分後ー

俺は、目が覚めた。何故なら、前の席は悠貴だからだ。この学校では、本名ではなく、名前順という珍しい制度を使っている。だから必然的に悠貴が前になってもおかしくはない。そんなこと考えていると悠貴が「転校生が来るらしい、しかも相手は女の子」と言った。お前には百花がいるのに、と心の中で考えていた。

しかし、、、転校生か。

どんなやつなんだろうな。

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