第14話 といてとかれて・・・・・


ジョーはきりっと・・・・・

瞬時に・・・・・


 空に・・・・

透明な氷の如くの・・・・・


 ステージを作り出し・・・・・


 ヴァキシ姿と成り・・・・・

髪を逆立たせ・・・・・


 多くのジョーの影が・・・・・

成したことでもあり・・・・


 それはやはりジョーの成したことであり・・・・・


 其処に明確な理論などない・・・・

成せるから成すのであり・・・・・


 なれのはての所業・・・・・


 そんなジョーは尋ねる・・・・・


 「何故だ」

「何故そこまで」


 「念術が使えて」

「悪しきと理解出来ない!」


 微笑む尋ねられた・・・・・・

旗を持つ・・・・・


 金髪の・・・・・

色深き美女は・・・・・


 微笑み・・・・・

其の身はヴァガクランに包まれ・・・・・


 「真剣ですね」

「嫌いではないですよ」


 「無礼ではありますが」

「気にすることなく」


 「熱く真剣に」


 侮る訳ではなく・・・・・・

怒る訳でもなく・・・・・


 ただ嬉し気に・・・・・・


 「ジャン覚えておいてください」

「私の名を」


 「名乗りはあとで」

「私がいいたかった」


 「だけ」



 ジャンは微笑み・・・・・

色深く・・・・・・


 美しく・・・・

母のように姉のように・・・・・


 「悪しき」

「それはなぜとしかいえません」


 「正義はどちらにもあり」

「念術は使えます」


 「それはなれのたまものであり」

「それはせいでありじゃ」


 「どちらも存在します」

「もし」


 「其れを決める者がいるのなら」

「私のような使う者ではなく」


 「扱う者」


 ジョーは四つ這いに成り・・・・・


 「まけたー」

「いいまかされたー」

 

 「確かにみごとにつかえるからと」

「いって」


 「そうだよ」

「あたまでっかちなりろんじゃないかー」


 ジャンは微笑み・・・・・

伝える・・・・・


 

 

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