夢で逢えたね


おれは

寝た

だからこれは

夢の中だ

そこできみに

話し掛けているのだ

だから現実ではないのだ

これっぽっちの意味も無い

「………」

そして

おれは

もう何も言うことが無くなってしまった

そのことに気付いた

あーあ

虹色の手淫でもするか

この世界の謎に気付いちゃったら

他のことが意味無く感じる

せっかく

こうして

きみと会話が出来ているというのに

話すべきことが何も無いなんて

うんざり

おれはもうじき心の中を爆撃して

何も無い更地へと変えるだろう

涙を流すにはまず説明書を読まなくてはならない


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