機械工学科あるある

朽木桜斎

第1回 「魔の4力」問題

 のっけから噴いた方もいらっしゃるかもしれません。


 「機械工学科」といえば、まずこれでしょう。


 通称、「4力よんりき」でございます。


 「なんのこと?」という方が、おそらく多数派でしょう。


 機械工学科におけるいわゆる「4力」とは、「熱力学」「流体力学」「材料力学」「機械力学」という、基本になる4つの「力学」のジャンルをまとめた呼び名です。


「高校物理で熱力学はやったけれど、それとは違うの?」


「流体力学って、名前はどこかで聞いたんだけれど、全然わからないな」


「てか材料力学って何だよ(笑)」


「機械力学? 機械工学・・と何が違うの?」


 さまざまな声が聞こえてきそうです。


 細かいことはおいおいの話題に取っておくとして、とにかくこの「4力」が、「一生かけても学びきれるものではない」という含みで、「魔の」という形容詞が冠されているのですね。


「誰がそんなことを言っているのか?」


「なめんなよ? そんな学問なんて、ほかにも山のようにあるだろ?」


 おっしゃるとおりでございます。


 しかし、言い訳になるかもしれませんが、われわれ「学生」がそんなことを流布しているわけではないのです。


 おわかりですね?


 教授さまを筆頭とする、われらが先生方なのです。


「なんでまた、わざわざそんな大げさとも取れることを?」


 威張るためです。


 ドヤ顔をしたいのです。


「こんなのてめえらわかんねえだろ?」


 直接言ってくる先生は少ないと思いますが、要するにそういう理由なのですね。


 この問題はとどのつまり、「機械工学科の教授陣、器が小さすぎる問題」とおきかえられるでしょう(爆)


 あまり突きすぎると、組織レベルでクレームが来るかもしれないので、とりあえずこの辺にしておきます(汗)


 まだまだこの程度では、不明なことが多いと思いますが、「機械工学科」の闇が透けて見えたのではないでしょうか?


 書きたいことはたくさんあるのですが、整理がおぼつきません。


 それほどの暗部を、「機械工学科」は抱えているのです。


 レスポンスがございましたら、さらに書いてみたいと思います。


 読んでいただいてありがとうございます。


 それでは失礼いたします。

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