諭してくれる人

本人がどうかはともかく、周囲から彼はよく捻くれていると言われる。

彼自身、「そう言われても仕方がない」と思っている節がある。

でも彼は決して悪人と言う訳ではなく、中には彼の肩を持ってくれる人がいたりする。

そう言ってくれる人は、おおまかにこう諭してくれるのだ。

「わからなくもない」と。

そして彼は、その良い人のことを凄いと思う。



「自分がわからない感情をわかってくれるんだ、この人は」



心のどこかが、冷めている

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る