超速カタツムリ 設定集

朝霧

玉響と旅の連れ

玉響(通称・タマ)

 主人公、二十前半くらいの若い女。

 小型カタツムリ・なめろうと共に迷彩柄の水素燃料自動車に乗って世界中を旅している。

 普段は顔をゴーグルとマフラーで隠している。

 ただの道楽で旅をしている自由気ままな旅人を自称するが、実は世界中に散らばった『遺宝』の蒐集を行う要塞型図書館・バベルのエージェント。

 玉響は偽名であり、他にも複数の偽名を使用している。

 エージェントとしてのコードネームは『フロッシュ』、本名は既に捨てている。

 常に装着しているゴーグルには通信機能があり、上司であり命の恩人でもある『第七』と定期的に連絡を取り合っている。

 マフラーは口元だけでなくバベルの人間全てに着用が義務付けられている自爆装置付きの首輪を隠すためにつけている。

 元々はバベルの出身ではなく、数年ほど前に滅んだとあるカタツムリの出身。

 ただの一般人であり彫金師だった。流行病で死んだ親から継いだ店を構えつつ、狩猟者として日銭を稼いでいた。

 自分が生まれ育ったカタツムリが滅んだ後色々あって『第七』によって命を救われると同時にバベルに蒐集された。

 バベルに蒐集された理由は彼女の家に伝わる門外不出の彫金技術がかつて世界を干からびさせた『カガク』を行使するための術式であるため。

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