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目次
虚像の亡霊
都市伝説 怪談
ドッペルゲンガー
【しることなき自己
出会うこと無き幻影
他者にのみうつる幻は
己とは交わること無き自己の影】
押し込め殺した感情と
堂々巡りの思考回路
暗中模索に飽き飽きとして
弾き出すのは安易な回答
綺麗なだけではいられない
汚れた自分はみたくない
矛盾だらけの感情が
魅せられ選んだ選択肢
私の代わりに自由に動いて
汚れてくれる私がほしいの
身勝手すぎるその願い
私が叶えてあげましょう
あなたを模倣し手にした身体で
やりたい放題この手を汚して
これがあなたの望みでしょう？
血濡れた手を見せ嘲り笑う
汚れなき姿 血濡れた姿
紛い物はどちらでしょう？
嘆いて赦しを請うたところで
後にはもう戻れない
邪魔なものは残らず排除
煩い事は全て取り去った
知らぬ存ざぬはまかり通らぬ
歪な望みが産み出した虚像
身勝手な願いを叶える亡霊
煩い事は全て排除せよ
血濡れた身体が崩折れ倒れる
煩い事はなくなりました
血濡れた身体に語りかけるは
あなたか私かもうわからない
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