『お題』を『140字以内』なんて、無理んごぉぉぉ~~ッ‼

皆木 亮

『瓦』

『アンタさぁ…? ホント…ダメだね…? それでマジでおとこなの…?』

 あきれ顔で言うコイツ。


『そういうけどよぉ…。 やっぱ、怖いんだよ…。 いざ始めたら止まらなくなってオマエを壊しちまう程になりそうで…。』

 そう、コイツが好き過ぎて出て来るオレの言葉に。


『良いの良いのッ‼ もう空手の瓦割りくらいのインパクトの振動が、ずっと続いたって……私は……アンタなら…ッ‼』

 そう言ってコイツは、今まさに、オレの不安の瓦を割る様に、凄まじいインパクトの衝撃をオレの唇に叩き付けた…。


 それが合図だった……。


 それから…オレは…。

 止まれなかった…。


 永遠に止まったりできないんじゃないかと思う程…。

 コイツの瓦を割り続けた…。

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