詩集 君と僕
TiLA
君と僕
君は僕じゃない
君は君
君は僕のものではない
僕は君のとりこかもしれないけど
君は
一番星が誰にも
独り占めできないように
そうだろ
僕は君じゃない
僕は僕
僕は他の誰でもない
君は僕が思い通りじゃないかもしれないけど
僕が臆病なだけなんだ
太陽が眩しすぎて
真っ直ぐに見れないだけなんだよ
そうだよ
たとえば君が月になったとしても
遠くで見るから綺麗なんだ
僕はちっぽけ三等星 でも
いつもそばにいるよ
君のそばに
そして君の心が欠けた そんな
三日月の夜だけは
あゝ、
そんな夜だけは
思い出すように輝かせて
君に輝かせて
欲しい
なれなくていいから
君は月 僕は星
君は花 僕は風
君は虹 僕は空
君は君 僕は僕
君と僕 僕と君
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一番星は宵の明星とも呼ばれる金星のことです。
スピカは乙女座を構成する一等星で月や金星の近くで見えることがあります。
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