11,マンハッタン夜の街を歩いてみる 3日目
タイムズスクエアのほうまで戻り、夜のニューヨークを歩いた。外は肌寒かった。
夜の街は、まるでCSI:NYみたいだった。地下から路上へ立ち上る蒸気。昼より目立つ信号機。NYPDのパトカーが道を横切ると、目で追ってしまう。CSIはずっと見てたから、ドラマにでてきそうな場所を探しながら歩いた。NYのアパートにありがちな外梯子を見ただけで「あそこからダニーとフラッグが犯人追ってたな」と思いながら歩いた。
途中でスタバに寄った。ここはWi-Fiが繋げるから、実家に連絡ができる。これまで撮った写真をいくつか送って、テキストのやりとりをした。向こうは朝だったけど、楽しんでくれていたようだ。
そこのスタバでコーヒーとサンドイッチを買って夕食にしようと思ったら、どういうわけか店員さんがおごってくれた。キャッシュトレーの前で手をかざし、「いらないよ」と言う。なんかしたか? と思ったけど、意味わからなかったけど、サンキューと伝えた。子供が夜に一人で出歩いてどうしたのか?と思ったのだろうか。30歳でしたけど。いろんな人が、なにかしてくれた旅だったなぁ。
部屋に戻ると、おそらく火災報知器だろうか。一定の感覚で「ピ、ピ」と音が鳴る。四六時中関係なく鳴っていて、これを直してもらうのが大変だった。実は出かける前から音がしていたので、直すのに2日くらいかかったかもしれない。
なんとかしてスタッフさんに英語で伝えると、後日エレベータの前に修理のお兄さんが立っていた。強そうなドレッドヘアのお兄さんで、遠慮がちに部屋に入り、報知機を直してくれた。めちゃくちゃ嬉しかった。英語をあらかじめ勉強しておいて、本当に良かった、と思った。
明日はロウアーマンハッタンへ。
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