第456話 未来の自分が映る

未来の自分が映るという手鏡を友達数人で見る。

Aは「知らない女性と俺が映ってた」Bは「自分に似た子供と映ってた」Cは「Dと私が映ってる」Dは「僕とCが映ってる」と言った。


「おいおい、まさか一人きりか?」


そうAが俺に笑って訊ねる。

真っ黒だったよ、とは言えなかった。

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