第402話 お姉ちゃんのドッペルゲンガー

「私、こっちのお姉ちゃんの方が好き!」


数ヵ月前、黒魔術を駆使して姉そっくりなドッペルゲンガーを作り出したのは妹だった。

不仲を拗らせた結果だ。

妹は本物の姉の悪口を羅列しながら私を褒める。


じつは私の方が本物で、偽者は殺した後なのだけれど…。

面白いからしばらく黙っておこう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る