第400話 黄色い蝋燭

私は一日一本、黄色い蝋燭を吐く。

サイズやデザインはその都度変わってくるが、必ず二十四時間中のどこかで喉の奥から迫り上がってくるのだ。


そして、明日で百本目だ。


――これが百物語を途中でやめた報いだというのなら、百本目を吐き出した時に一体何か起こるんだろうか。

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