第396話 この寝息が止まりませんように
病を患った母の世話をしていた時。
私は毎夜毎夜、眠る母の様子を確認しては「この寝息が止まりませんように」と祈った。
自分が寝ている間に死んでしまうのではないかと寝不足になり、随分つらい時期だったと思う。
今も夜になると寝息が聞こえる。
母は亡くなってしまったのに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます