第237話 読めない看板

稀に読めない看板がある。

難読ではなく字自体が意味不明なのだ。


俺はそれを宇宙人、もしくは異界の何かが置いた看板だと思っていた。

何にせよ碌なものではないだろう。


今日もそんな看板に出くわし、自論を友人に披露しようとした時。


「うわ、熊注意だってさ」


友人はそう言って身震いした。

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