第200話 次はわたし。

好奇心から廃屋の窓をくぐり、振り返ると窓はコンクリートで塗り潰されていた。

変な場所に閉じ込められたなと見回す。

すると倒れた人間を見つけた。


助け起こすと「この部屋は怪談を100話語るまで出れない」と呟いている。

そして、


「…これが100話目」


そう言って、私の腕の中から消えた。

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