第143話 妖刀物語
蔵で見つけた刀は妖刀で、俺が恨んでいた父の首を斬り、母を、兄を、弟を次々斬っていく。
俺は必死に抵抗するが成すすべがない。
――なあんてストーリーを考えてみたが。
全部自分の意思なんだよな。
どうすっかな…。
そうだ!
こういうのはどうだろう。
まず刀に封印されていた悪鬼が――
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