第127話 私の座敷童子
数年前から障子の向こうに子供の影が映るようになった。
もしかすると座敷童子かもしれない。
ある日、障子の向こうで音がしたかと思うと子供の影が父親を喰っていた。
――座敷童子は幸運をもたらすという。
私は父親につけられた痣だらけの腕をさすって呟く。
やっぱりあれは座敷童子だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます