第100話 百本の蝋燭
見知らぬ和室に閉じ込められて久しい。
なんでも怪談を百話語り蝋燭を消せば出られるという。
ついに百本目を消した瞬間視界が闇に包まれ、噂通り凶事が起こるのかと怯えながら移動した。
手探りで見つけた襖。
開いた瞬間眩い光が目に入る。
――そこは、百本の青い蝋燭がひしめく部屋だった。
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