第96話 誰かの暇潰し

『何が出てくるかわからないガチャ』というのはチープだが暇潰しにはもってこいだ。


そう思い硬貨を入れて回してみると、見ている世界がそのまま回転した。

刹那――空に光が反射し、まるでカプセルの内側のように見えてはっとする。


もしかして。

この世界も、誰かの暇潰しになったのだろうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る