第88話 次は俺の番

高校の頃、仲良しグループの顔を有名な彫刻に当て嵌めて作るのにはまっていた。シュールで面白かった。

しかしその彫刻順に友達が死に、今では俺しか残っていない。

次は俺の番か、とカレンダーに密集する命日を眺めながら彫刻を撫でる。


……。


…まだかな。

俺も早くお前らの所に行きたいよ。

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