第44話 足の模様
前世の記憶とでも呼べばいいのだろうか、足に独特な模様を持つ男に蹴り殺される夢をよく見た。
そのたび酷く憎い気持ちが湧き上がり、もし現世で見つけたら私が殺してやると心に誓ったのだ。
それから10年。
今朝生まれたばかりの息子の足には、あの模様そっくりの痣が浮かび上がっている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます