vol.3可愛い子には旅をさせよ

2021,3.11


去年始めた夜のアルバイト。


大学一年の頃から友達と遊び感覚でガールズバーはちょっとやったことあったんだけど、今回は自分1人でラウンジ的な高級スナックのようなお店に飛び込んでみたの。


面接の時、確認事項が全然頭に入ってこなかったほどママが綺麗で「この人と働きたい!」と私の全細胞が叫んだ。


艶やかな肌、可憐なシルエットにキラキラな瞳。ふんわりヘアーもまたいい!


そんな静香ママの元で働きだしてからもうすぐ半年が経つ。


水も甘いもかき分けてきたママは綺麗なだけじゃなくて人生経験も豊富、美容系のアドバイスを始め人間関係のこと、仕事のこと、恋愛のことまでいつも優しく女の子たちを支えてくれる。


そんなママは私に常々彼氏以外の男とデートしろと言ってくる。


大学一年生の頃から付き合ってる今の彼は彼でいいけど、結婚するまでは法律的には自由の身。絶対に他を見ておくべきだ!と。


それは本当にそうで、私は大学で心理学を専攻しているのだけど心理学の教授いわく、本人の恋愛の経験不足は、恋愛における妄想や偏った趣味を生み出しやすいんだって。


例えば私にはファザコンの気があるんだけど、そういうのもいろんな人と付き合ってみるといつか精神が成熟して消えるらしい。


つまり、恋愛において教授やしずかママからすれば私はまだ赤子。


それに私にはこのダイアリーがある。恋愛経験不足な私が何を語れる?


コロナが流行る前は、大学や街のカフェなんかに数人トキメキ要員がいたから楽しかったんだけど、最近はすっかりトキメキ不足状態。


今日は話しかけてみよう!連絡してみよう!といったトキメキゴールも特にない日々。


そんなこんなで私、今年に入って街でのナンパにはOKを、マッチングアプリでも積極的に右にスワイプをしてきたの。


でもみんなやりとりが気持ち悪い。そもそも好きでもない人とやり取りしてても楽しくないしドキリともしないでしょう?


急に自撮りを(自分の息子の)送ってくるイカれたお兄さんに、学歴の割りに話の通じない上京ボーイ(語尾が〜さ)、忙しくて日中は無理だと夜中のドライブに誘ってくる強者、、、


みーんなボツ!!おいおい勘弁してくれよ。


そんなこんなでやっぱり女は自分の子宮が赴くままに生きなければ、と再認識した次第です。


ちょうど今月は、私の永遠の片想い、大城先生(中学の頃の英語科教員)の誕生日。


vol2で言ってたのはちょうどこれのこと。


ここ数年連絡を取っていなかったけど思い切ってバースデーカードを今日、日付指定で送りました。


熱すぎずクール目に、でも印象強くて心があったまるような文章を考えて考えて考えて手と頭が痺れてきたから一旦お茶休憩挟んで、また考えて考えて書いたバースデーカード。


どうか「気持ち悪っ」なんて思われませんように

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