23時頃の陽〜恵那と遊〜俺はキミのヒモになりたい

「遊さーん先あがっていいっすよー」


「おぉもう11時か」



えな来てるかなー


「なら先上がるねー!おつかれっしたぁ〜」


「ガチャ…」

あれ…俺裏口からでたことあったっけ?




えな……タバコ吸っとこ。



「カチッ……ふはぁ」


仕事中のタバコもいいけど…やっぱ終わった後!あとなんだよねー



あ。


ビール持って帰れば良かった...




節約!術


「ゆー♡おーつーかれっ♡」



「えな!あーりーがとっ♡」

いつから見てた!



「ちゃんとタクシーで来た?」



おぉタクシー居る!ハザードランプが光ってる


「来たよー♡だってゆーがYouからっ」


...あ。逆だ♡英検1級なのにーぃ



「いやっそれ反対だから!♡」


金持ちで頭いいくせに



俺を理解している…しようとしている


そんなお前が大好きだ!今は……


「よしよしっ♡」

「ゆーぅっ…かえろっ♡」




……あ




「バタンッ」

「さっきのとこまでー♡」

「はいわかりましたぁ」


「あの…えな?お父さん来たんだけど…激怖な」

今日は雰囲気だけだったけど。



「そうだ!言おうかと思ったんだけど、仕事中だし…」



たかがバイトなのに……仕事


だと言ってくれる。なんでもない気遣いが


そんなものがものすごく嬉しかったりする



「俺はめっちゃ助かるんだけどさ。なんか隣の人ださせた?とか言ってたよ?大丈夫なの?その人……」

もし不満あったら…俺

恨まれるだろうなあ



「大丈夫大丈夫!あそこよりいいとこっ+〜家賃1年分!」



「1年分!?!そ…そりゃラッキーだなーそいつ…」

まぢすげぇ…金持ちでもそこまでしないだろ…レベルヤバい?



「まーね♡ラッキーなのは私も一緒だし…


ゆーが隣でーあいつが居なくなって 」



ほんとに助かったぱぱ…



「あいつ?」


あ!

「そういえば!ゆーに謝らないといけないえなっ」



そーだ言ってなかった



「お…おぉ…」

勢いはいいけど



なに……やめて怖い。


テンションで読めるのに最悪を考えてしまう癖




「土曜日さ…ゆー言ってたよね?何かあってからぢゃ遅い……って」



「……。は?……。」

そっちか……



ってなんかあったの!?やっぱりバカ阿呆ぼけ……どうする。取り返しつかんやん




「も……だから!……」


「違う!違うよゆー!まだ何も無い!でも…」

「でも?はやくゆえ!怖いから!考えちゃうから!」



「ゆーの言ってることは間違えてない!って感じた」




「ふぅ。なにがあった?」

よかった…最低ぢゃなく……最高の返事だった





「つきましたよー?」

「え?もう!?」

「……ですよね?」

あぁ……ほんとだ

「1000円でお釣りいいです!」




貧乏ですがっ!


……この子は金持ちですっ!!




「えな降りよーか…部屋入ろ」

「うん!」



「俺もここに住むのか……すげ……。」


「よかったねっ♡えなの方にしよ?ゆーのとこ中身はまだ来てないしっ♡」

「そこは人力かよ……。」




一緒の部屋でよかったのに…ね?




「あぁ♡それは明日には来るよって言ってたぁ♡」

「おぉ〜ながれいしですっ!」


「なにそれ〜♡あはは」






おい待て……。大丈夫なの!?俺の家賃...わ!!?1年分ないの?!



20万の稼ぎで住み続けれるだろうか

3ヶ月後退去命令……


来てないよね?





「心配しなくていーからっ入ろっ♡


……ガチャ……ン」



あの日から来ていなかったこの部屋……

まあ。おとといの事だけど……。


何となくフラッシュバックする映像


「ごめんな……。強く言いすぎて」




ほんとは俺が謝らないといけないのは……


それだけぢゃないんだけど




……今は...えな優先だ!




見せた方が早いよね……

「えなが…馬鹿だった。チャットぐらいでたいした事無いってホントに思ってた。でもあの人…昨日ゆーをつけてたみたい。こんなことし始めるとは思ってなかったから..ほら」



「ん…これって……えなが昨日聞いてきたこと?


たたら…くん」



好きなんだな…えなの事.

自分はストーカーだ。そう言ってる事に気づいていながら……敢えて言う。




「だから……。ホントになんかあるかもっ…て感じてね…凄くゆーに会いたくなったの」



「大した奴……すげぇわ」



「...えなにが?」


「俺もさ……よっぽどえなのこと好きだけどさ。こいつも相当好きだよ…」



口に出すと……余計にそう思うわ



「……。」



「俺のえなを好きな気持ちは…今こいつに負けてるかもしれない……」


……。


「なんで?なんでそんなこと言うの…


ゆー。すきだよね?えなのこと…だってえな……

好きだもん……。大好きだもんっ!」



「えな……。俺も…


ばか……大好き


……ゆ…ぅ..ちゅ」








俺はホントに負けている……

あいつに勝ちたい?




……馬鹿か


俺は今…あいつに願っても願っても




出来ないことをしている



勝ってるから……




俺はシアワセだ...



「ずっと俺ので..いろよ?えな……。」


「おふ……ろ..わ?」



「後…でいいだろ」














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