4月19日:里桜 ~さ緑の時にさき立ちさ丹つらふ細しききみよ畾地幸ふ~
さ:さ緑の
と:時にさき立ち
さ:さ
く:
ら:
【雑記】
私の行動エリアでは、遅咲きの八重桜もほぼ花筵となりました。昨年は巣籠り中に咲き散ったことを思うと、今年は用事の行きがてらに満開を、帰りがてらに花吹雪を目にすることが出来たのは幸運です。
八重桜の音は昨年使ったこともあり、今年は里桜。
新緑が伸びる前、赤を帯びる植物が多くあります。
この桜の芽生えもそうでした。先日、通りかかった八重桜の下では馬酔木が僅かに咲き残っていましたが、赤みの残る葉が花を隠し、一方そこから一際伸びた黄緑がまるで咲く様に瑞々しかったです。
三句の「さ丹つらふ」或いは「丹つらふ」は、赤く照り映える、の意。
四句「細し」は麗しい、五句の「畾地」は空き地、です。
そもそも「さ丹つらふ」が、赤く美しい、ですので、「細し」と意味が被ってしまって諄いです。「く」に難儀し、文字から細さの方に意識が寄ってくださることを密かに期待しました。
使っている言葉の時代がまちまちですし。
さとさくら、の音が特徴的な為、音に拘って、かなり苦しい歌。
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