第3話 駅弁

さて、汽車の旅の楽しみのひとつに駅弁がありますね。

最近ではデパートなどで各地の駅弁とかを出張?販売していて

いろいろ楽しめることもしばし。

今日は、そんな汽車と、駅売りの食べ物のお話でもつれづれと。

(583系のお話は、次回にさせて下さいネ^^;)






<食べ物の記憶>


さて、汽車の旅、というと駅弁とか、駅そばとか。

駅の売店とかで売っているお土産もの、とかは妙に記憶に残ってしまいます。

どこかに旅行に行ったりすると、駅弁の包み紙とかを記念に持ち帰ったり。









* 品川駅の肉まん。


いつの間にかなくなってしまいましたが、昭和40年代には

品川駅の東海道線ホーム東京方外れにあった売店。

(崎陽軒だったか、精養軒だったか..○×軒だった事は覚えてます)

ここでよく、深夜に下り列車を待つ間、この肉まんを食べたりしたもので。

味は本格的な中華まんじゅうでして、こう、プラスチックのお皿に載せて。

で、醤油をちょっと垂らして。

なんだか、とても美味しかったように記憶しています。

これも、「駅」という場所のため、でしょうか?

確か最初は20円だったと思います。


何故か、深夜までやっていたようで、通過する80系やEH10なんかの

モーターのうなり(あの、都電みたいなギアノイズ。)を聞きながら。

..それにしても、なんで横浜じゃなくて品川だったのだろう。

横浜にも似たような売店があったのですが、味はちょっと違っていた

ようでした。

肉まん専門店だったのかな。


消息をご存知の方、教えてくだされば幸いです。









* 南部せんべい。


今でも青森駅で売ってます。現在は300円程のようですが、

昭和40年当時はたしか100円くらいだったはずで、一回りくらい

大きいもの、でした。

南部、というのは青森県でも太平洋側の方のこと、だったように覚えてますが

何故か、弘前あたりでも売られていました。


小麦粉を練った生地に、黒胡麻を混ぜたものを、型に流して焼いたもの

のようで、表面は白っぽく、ながはさっくりと。

型からはみでた部分が塩味が効いた“縁側”状になっていて、

とても美味く。

これを先にかじってしまい、よく行儀が悪い、と叱られたものでした。


最近では、落花生入り、など多種のヴァリエーションがありますが、

やはり元祖胡麻せんべいが一番、当時の風情があります。







* 青森地方のおむすび。


今夏、青森にまた帰卿しましたが、帰路、八甲田山麓の酸ケ湯温泉に

立ち寄ったところ、売店で手作りのおむすびが売られていて、

その形の懐かしさに、思わず手が出てしまいました。

関東ですと、三角形で、やや小ぶりなものが多いのですが。

(ちょうど、コンビニおにぎりのような。)

青森地方のおにぎりは、何故か丸くて、すこし大きめでした。

野球のボールより、すこし大きいくらいのもので。

120円でした。さて、中身は..というと、鮭とか、梅干。ねぎ味噌。

鮭も東京のもののように塩辛くなく、瑞々しい感じで、如何にも

津軽の海の幸、という感じでした。

味噌も、こちら独特の、赤味噌で、麦っぽい感じのものでして、

旅情を感じさせるものでした。


弘前市内、撫牛子のコンビニで、コンビニおにぎりに混じって売られて

いたのはちょっとびっくりしました。





----------[駅弁あれこれ]-------------




* 帆立釜飯(青森駅)


たしか、¥880だったかな。

今夏、583系臨時“はくつる81号”で帰郷した時に食べました。

プラスチックの赤い釜に、透明のカバーがかかっていて。

だし味の炊き込み御飯、帆立二つ。

ちょっと薄味なのが、東北としては珍しい感じ。


紅ショーガ、きゅうりの漬物。そぼろ、錦糸玉子。


...味は、まあまあ。

でも、583の寝台はモノ食べにくい(笑)




僕は帰りに食べたから25系の寝台でひろびろ。





* じゃこめし(大分駅)


大分駅表口正面の売店で売ってます。

このお弁当、3年ほど前までは曲げワッパよろしく木の丸い容器で、

底も経木で、情緒たっぷりだったのですが、

去年あたりは枠がスチロールになり(底は紙だった。)

今年は、底もプラスチックの板になってしまった。

しかし、味には変わりなく、値段も据え置き(860円)

というところには好感が持てる。

中身は、醤油味のやや甘めに炊いたご飯にちりめんじゃこと、細かな具が

混ぜてある炊き込み飯、おかずにはわさび漬けのトビコ、漬物。

で、この具が小さく切ってあるところ、

優しい味付けなど、細やかな心使いがあって

九州人のもてなし、みたいに感じたりも。


いつも、これを買って、“富士”2レに乗車して帰ってくるのですが、

B個室「ソロ」でこれを食べる頃には関門トンネルを抜けて

本州へ入っていて。

この味が、そこはかとなく旅愁をそそるのです。



* ふくめし(下関駅)


とてもかわいらしい "ふく"を模した容器。

どんぶりのようで、ふたの真中(持つところ)がふくの口の絵で、

上から見ると、魚の顔のように見える。

さて、味は..というと、ちり鍋ふうの味付けで炊き込み御飯。

といった感じ。淡白でしかし深みのある、なんとも不思議なお味。


おかずにふくの天ぷらがついていて、これがまた豪華な。

秋冬だけしか食べられないようですけど、まあ

夏は夏の味覚としてかれいなどを頂くのがよろしいかと。



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