続・シングルライダー
「どうも、浦島太郎です」
「わたくしは講師の亀でございます。先日、ディズニーデートの際はシングルライダーを活用すべしとお伝えしましたが、すべてのアトラクションで実施されているわけではありません。ディズニーランドでは『スプラッシュ・マウンテン』『ビッグサンダー・マウンテン』、ディズニーシーでは『インディ・ジョーンズ』『レイジングスピリッツ』が対象でございます」
「実名出していいのか?」
「ダメだったら後で削除します。なお、個人的な所感を申し上げると、シングルライダー初心者にはレイジングスピリッツがオススメです」
「それって絶叫系だよな」
「はい、TDRで唯一回転するジェットコースターです。それゆえ人気も高く、待ち時間を節約する価値大! おまけに乗車中は喋っている暇がないので、1人で乗っても寂しくありません」
「なるほど」
「逆に少々ハードルが高いのは、スプラッシュ・マウンテンです。いわゆる急流すべりですが、スリルがあるのは最後だけで、途中まではゆったりとしたライドです。つまり、会話を楽しむ余裕があります。あと、滝つぼに落ちる瞬間に写真撮影があるので、その点でも1人だったら寂しいかもしれません」
「それは確かにハードルが高い……」
「まあ、わたくしレベルの上級者になると、1人で乗っても周囲とポーズを合わせるくらい余裕も生まれます」
「俺は初心者でそんな余裕ないから、まずはレイジングスピリッツでシングルライダーを体験してみるよ」
「すみません。これだけ説明しておいて何ですが、シングルライダーは、現在は実施されておりません。コロナが落ち着いて通常営業に戻った後にご体験くださいませ」
「今は使えない情報を熱く語るとか、つくづくダメな講座だな……」
「そもそも役に立った記事なんて1つもないので、今さら問題ないのでは?」
「謎のポジティブ・シンキング」
「以上、亀と浦島の恋愛講座でした」
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