第47話 TY50 1974 35

日記 1976/


[TY50とちょっとしたromance]




今日はちょっと思い出バナシ。

昔々のコト、について。


その頃の俺はまだ中学生で、当然のことながら免許はなかったが

田舎のコトだから、兄貴が買ったTY50で空き地トライアル、なんてやっていた。



そういう俺を知ってか知らずか...




ホームルーム・エンジェルが俺に声を掛けてきた。





「バイクに乗せてくれない?」





昔は、バイク持ってればモテル、なんて噂も多かった。

そのまんまモーテル、なんて妄想を抱くのは、やっぱり思春期、第二次性徴期(笑)




でも、俺はこの申し出を丁重に断った。

もちろん、無免はヤバカッタからだ。




それに、TY50はシングルシートだから彼女の美しきお尻(笑)を

痛めてしまうに違いない、と思った。




そういう訳で、何を血迷ったかこの時の俺は

公道用自転車に座布団載せて彼女を乗せた。



もちろん、彼女に後で乗った、なーんてオチはありえない。

まだコドモだったから。



(このメルマガの最初の頃に書いた、XV750時代の彼女と言うのはこの子である。

試乗はずーっと後だった、と言う訳で(笑)




この子、足を開くのは恥ずかしいと言って横座りするから...

(ずっと後、XVの後ろに乗せたときも横座りしておまわりさんに怒られたが...)

ちょっと運転しにくかったが、それでも楽しい休日だった。




おまわりさんに怒られたが(笑)。



この頃の俺、はギター少年でもあったから

よくこんな感じで女の子を自転車に乗せたりしてた。



そう、ギターもまたこの頃は軟派アイテムだった。




だから、田舎町の駐在さんは俺を見ると、

「あのフォークソング馬鹿の色狂い」なーんて言ってたものだった。



どーだ、羨ましいだろ、なーんて駐在さんに悪態ついてた俺だったが(笑)



今ではなつかしい思い出だ。









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