タニス・リー『パイレーティカ』

カバー折返しから巻頭カラーまでの間に収まるネタバレで、印象に残った点を三点。


・現実を知ってなお、夢を追って行動しつづける主人公

・「そんな装備で大丈夫か?」と言いたくなる主人公の仲間たち

・読み終わってなお想像の余地がある広大な時空間


恥ずかしながら、タニス・リーを全然読んでいない(長編は『銀色の恋人』と『銀色の愛ふたたび』だけ、短編は「焔の虎」くらい)。


それなので、本作『パイレーティカ』(原著2004)のように、疑似歴史でかつ冒険ファンタジーといった作品を書いていると知って、いい意味で驚いた。読み終えたいまでも、いい意味での驚きだ。

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