Q&A・補完(1月14日:1位について追記)
・登場人物の表記について
――ミツカ
御崎 満嘉は個としての自我がオウル、ミツカ=オウルでありオウル=ミツカで、現世・NSV・転生世界において線引きが無い。
同様にミツカにとってチヒロ=モリは勝蔵長可(転生世界での風貌がチョビ髭ハゲではないので便宜的に『カツゾウ』)で、セナ=アヤカワは魔法少女つまみ(転生世界での風貌がロリ装束のゴリマッチョではないので便宜的に『つまみ』)と境界のない一個として認知しており、一応は主人公視点で進行する物語の土台においてはこの呼称に倣う。
一方、恋愛という極めて現実的な要素に絡み、告白してくれたカツゾウには異性を感じたため、本人と接する上では森さんと呼ぶ。
――カツゾウ
森 千尋にとって勝蔵長可は単なる
ミツカは
カツゾウはオウルの中で最も他メンバーを現実的に(生身の人間として)捉えている。
カツゾウにとってミツカ=オウルは憧れのプレイヤーであると同時に憧れの異性でもあり、虚実分け隔て無いミツカの芯に向けて全てひっくるめて『満嘉さん』と呼んでいる。
つまみのことは当初警戒していたものの、現世の共通する話題と年配であり人生経験に裏打ちされたアドバイスをくれることから姉貴分として慕い、『セナ姉さん』と呼んでいる。
――つまみ
つまみはオウルの中で最も他メンバーを曖昧に捉えている。
つまみにとって、元プレイヤーはユニークキャラであり、それ以外はリスポーンしないNPCである。
ミツカやカツゾウは中(魂)に現世由来の人間がいるとは認知しているが、現世ではない世界で現実と異なるアバター(肉体)を着ていることから、人間とアバターの境目くらいの位置づけでユニークキャラとして捉えている。『みっちー』や『ちーちゃん』はユニークキャラに対する愛称。
他方、元プレイヤー以外の人間はNPCであり、利用価値があるか、害虫か、無関係かの三つに大別される。故に三人の中で最も転生世界の原住民に対し冷徹である。
Q:転生じゃなくて転移なのでは?
両者の違いを認識した上で転生と書いています。
現状のストーリー進行では転移と紛らわしく思われても仕方が無いと思いますが、現世でNSVプレイヤーだった登場人物は全員転生して今の世界に来ています。
詳細な説明は物語の根幹と関わるので説明を割愛します。
・つまみについて
作者は数年に一度飲むか飲まないかくらいにお酒を飲みませんが、おつまみは好きです。
お気に入りはマカダミアナッツと鮭とばです。
Q:ギルド登録による能力補正は現実となった今でも存在するものなのか?その人の努力の方向性で補正の掛かり方も変わるような仕様変更?があっても良さそうだけど。もしかして現実じゃなかったり?
主人公はあくまでプレイヤーだから存在する特殊なものなのか。他のNPCや冒険者ではないものにはどのように作用、又は代わりの補正のようなものが存在するのか。もし主人公が冒険者になることを選ばなかったらどれだけ努力してもステータスに差が出たりするのかなぁ。
ストーリー中では明言していませんが
ギルドで冒険者登録・若しくは役職戦闘員(騎士・傭兵等)になる前は全ての人間が「ノービス」です。
ノービスはレベルアップによる上昇値が最も低く、マルチはノービスのフラットさを踏襲しつつ上昇率を平均的に底上げするボーナスがあります。
これは特化戦闘職の各職に特化した上昇率と比べれば低いですが、平均的により伸びる点でマルチプレイヤーには好まれています。
ちなみに戦闘員以外の職(生活魔導士・学者・政治家・商人などなど)もありますが戦闘スキルへの補正値はノービスとほぼ変わりません。
作中(現実)でもこの補正は存在し、NPCたちは自身の命を守るために何らか特化した役職で腕を磨きつつ、役割分担をしてより安全な集団攻略に勤しんでいます。
しかし、実際は努力の仕方やセンスによって補正の仕方にばらつきがあります。(耐性獲得苦行や第二章の乙3D攻略編でその要素に触れます。)
もし元プレイヤーが冒険者になる道を選ばなかったら~の答えは続くストーリーの中で明かしていく予定です。
そもそもこの世界が現実なのか?何なのかはラスボスを倒した後に明らかになる予定なのでまだまだ先になります。
・カツゾウちゃんの口調について
カツゾウちゃんがちゃんと敬語使うようになったのも、元社会人の社交性(?)を取り戻したのも、初っ端で醜態晒したミツカくんの印象を払拭しようと躍起になっています。
Q:そういえば、こんくらいのレベルならつまみが拳心杯に出るとか、オウルが朽葉杯に出るとかした方がまだ楽しめそうだけど、そういうのはしないのかな?
今回の闘技大会は「勅命を受けたから」と「ついで」(つまみ)で参戦したのが本当のところで、本人たちにしてみれば神聖な闘技大会は万全のステータスと装備で挑みたいところでした。
つまみがNSV時代魔法縛り部門への出場を渋ったように、今回各々が得意分野での出場に絞って申し合わせたのは、それぞれ万全(縛りの中で最大限を前提とし、引き出し(技巧)で競うこと)ではない状態でやり合うことが不誠実だと三人ともが思っているからです。
他方、無差別級三位の白銀杯にエントリーしたのは「現状での何でもアリ」でこの世界における力量と三人の力関係を量りたいというつまみの提案に他二人も同意したからです。
各縛り部門でのオウルメンバー同士の戦闘もいずれ書く予定です。お楽しみに!
Q:つまみが一番ヤバくない?
転生世界にきたことで一番人格が破綻したのがつまみちゃんです。
尤も、現世時代に背負っていた重み故、解放感が人一倍だったことも関係しています。
転生した際に一番正常(元から異常)のままなのがミツカ君です。
・カツゾウちゃんの嘘①
人を殺すと蓄積する業値は元NSVプレイヤーに共通する。
自身が与えた致命傷(流血によるスリップ含む)は業値に換算されるので、カツゾウは転生直後に遭遇した野盗を自身の手で殺めただろうことに気付いていたが、ミツカの人殺しへの心証とスタンスを聞くまでは明言しなかった。
㊙NSV世界一位について
ミツカを始めとするオウルの面々はNSVのアバターではなく各々のオリジナルの身体を若返らせたアバターで転生した一方で、カレンデュラはNSV時代と全く同じアバターで現れた、ということは……
ちなみにカレンちゃんの役割は名前が全て語っています。
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