4.振りかざす**は

振りかざす**は 時にただの悪より質が悪い

時に死をもたらす それは果たして**と呼べるのだろうか


その多くはいつも 関わる必要のないことではないだろうか

大きな声に流され 小さな灯火を踏みつけていないだろうか

さきの影を忘れる 向こう側に景色は広がっているだろうか


知らない誰かの 小さくて大きな声が 反響する

繋がって 連なって 見えないままに 広がって


透明で 不透明な それは それらは

瞬く間に 昂ぶって 羽ばたいて 屠りを運ぶ


灰の前に 後悔など 許されはしない

二度と 復らないのだから

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る