プルルルルルルッッッ

ひろから電話だ。

｢もしもし。なんかあったか？」

『どうだった?どうだったんだ?初めてのダンジョンは。やっぱりモンスター倒したのか?どんなモンスター倒したんだ?スライム倒したか?どれくらいお金貰えた?なぁ、どうだったんだよ?』

｢おう、落ち着け。初めてのダンジョンは遺跡に迷い込んだみたいな気分だったよ。殺したモンスターはスライムをたくさんとゴブリン一体だな。金は15000円ぐらいだったよ。」

『おぉ。結構稼げたんだな。それにゴブリン倒したのか。いいなぁ。俺も早く行きたいなぁ。』

｢あー。初めてゴブリンを殺すときは誰かに一緒に居てもらうといいぞ。一度ゴブリンを殺した人にな。初めて殺したときは動けなくなるからな。」

『なら俺は大丈夫だな。お前が居てくれるんだろ?』

｢まぁ、そうだな。」

『便りにしてるぜ。じゃあ切るぜ。またな。』

｢おう」

あいつ恥ずかしいこと言いやがって。悪い気はしないけど。もう今日は帰ろう。いや、その前にコンビニ寄ってから飯買って、大学の準備をして寝る。

やることが多いな。

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