序章
序章
シャリッ
モグモグ
ゴクンッ
「やっぱり飽きないなぁ」
そこには一人佇む男が。
「自分で作った物だから、最初は抵抗あったのになぁ。」
柿に似た何かを食べている。
「これってどうしてリンゴ味なんだろう?」
男は目の前の不定形の物体を見る。
「まったく変わったなぁ。」
男の手にはひとつの鉈のような物が。
「こんなの居なかったのになぁ。この世界に。」
男は不定形の中にある核を見据える。
そして、鉈を振るう。
「お、レベルアップだ。」
男の身体が薄い金色に光る。
「ほんと、ゲームみたいだ。」
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