第1225話 お気に入りの手帳
「あれ!?ない!?ない!?」
お気に入りの手帳が見つからない。それに手帳には大事な予定が書いてあるし、女の子にとって手帳は大切な物なんです。それがなくなるというのは、とても大変な事で、何より見られたら恥ずかしい。
しばらく部屋の中を探すが見当たらない。ピンポーンと家のチャイムが鳴り、お母さんは買い物に出かけている為、私しかいないので、仕方なく玄関まで行ってドアを開けた。するとそこには、金髪のイケメンが立っていた。
「あー……これお前の?」
そう言ってイケメンは、私の手帳を持っていた。
「あっ!!そうです!私のです!!」
「落ちてたから中見た。そしたら住所が書いてあったから持ってきた」
「わざわざありがとうございます」
これは運命の出会いになったりして。
「生理の日とかは知りたくなかった」
「……サイテー」
これが彼との最悪の出会いだった。後日、彼がうちの学校の生徒だと知る。
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