第503話 コンディショナー
新しいコンディショナーを買った。シャンプーをした後、コンディショナーで洗う。洗っていると、とても良い香りがした。このコンディショナーを選んで正解だった。次の日になった。
コンディショナーの香りは、まだ残っているような気がした。良い香りだ。私は休日というという事もあり、買い物に出かけた。
すると……
「お姉さん。何してるの?今暇?」
ナンパだ。私は生まれてこの方、ナンパなんてされたことがない。人生で初めてのナンパだった。
「いえ、忙しいので……」
そう言って断ると、また別の所でもナンパされた。結局、ちょっと買い物に出かけただけなのに五回も男の人に声をかけられた。やはり良い匂いのする女はモテるのだろうか。職場の同僚に話すと、良い男捕まえれるチャンスじゃないと言われた。確かにそうかもしれない。私は次の休みの日もコンディショナーで髪を洗ってから出かけた。
しかし寄ってきたのは、犬だけだった。
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