第360話 親父に怒られた

俺は部屋で対戦格闘ゲームをしていた。するとそこに親父が部屋に入ってきた。


「またゲームをやっているのか」

「別にいいだろ」

「対戦格闘ゲームか」

「そうだけど」

「そんなものばかりするな」


出たよ。どうせゲームばかりするな。勉強しろっていうんだろ。別にいいじゃねぇか。


「どうせゲームをやるなら音楽ゲームをやれ」

「……はっ?」

「音楽ゲームならリズム感と反射神経を鍛え上げる事ができる。格闘ゲームなんかよりも余程、自分の為になる。自分の身になるゲームをやれ」


なんだその説教は……!?


「格闘ゲームだって瞬間判断力と相手が次に何の技を繰り出してくるのかを考えなければならないんだ」

「いいや、お前は分かっていない。音楽ゲームは、お前の為になる。やるなら音楽ゲームをやれ。それが嫌なら勉強しろ」


なんなんだよ、その二択は!!


「……チッ。わかったよ、音ゲーやりゃいいんだろ」

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