第488話 イプセン
「でも、男の子ってどうしてこんなとこに
さわりたがるんだろ」って
リサは、お風呂につかりながら
めぐの方へ、微笑みながら。
その言葉を聞いて、めぐは
忘れていたルーフィの事を思い出す
そういえば、あの人は
わたしの胸にふれた、はじめての男の人。
なんて、思いながら
見ずからの胸を、撫でてみたり。
「でも、あれねー。ミシェルも
お姉ちゃんのおっぱいにさわりたがったんじゃない、ちっちゃい頃」って
れーみぃは、にこにこしながら。
「そんな事ないけど、だって」と、リサが言うと
naomiは「いまは、めぐのにさわりたいんじゃない?」と、綺麗なメゾで言う。
ちょっといたずらっぽく。
リサは「違うよ。ミシェルはまだ子供だもん。愛して貰いたいのよ。」
その言葉に、めぐは思う。
ほかの男の子みたいに、生物的な行動で
女の子に近づいてるんじゃなくて
ミシェルは、愛して欲しいんだな。
なんて。
でも、それだけに。
重い要求だな、なんて思う。
ルーフィさんみたいに、軽く
つきあいはじめてくれた方がいいのにな、なんて
思ったり。
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