第44話



僕も、そう思っていた。でも、僕自身も

21歳の薗子さんにあっただけで

17歳の薗子、今、話してる彼女とは

電話とメールで交流しただけ...


でも、不思議だ。なぜ、気になるのだろう。

逢ったことすらないと言うのに..



こんなこともあるんだな、と思う。


まるで夢の中のよう....。



夢...?そうだ。



「薗子、僕の事を夢に見た事ない?」





いきなりヘンな事言わないでよ、

ナルシズム?なんて

今の17歳らしく、薗子は

アグレッシィヴな返答をするので

僕は、くすっ、と笑った。



こんな時でも、緊張する事無く

自然な言葉に、僕は和んだ。





17歳の薗子の夢じゃないとすると...。






まさか.....。


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