詩
私が詩を奏でると
言葉は螺旋階段をかけ上がって
空へと消えていく
透明な反響が空間を揺らして
けれども 貴方に届いているのかしら?
誰の耳にも届かず
誰の心を掠りもしない
そんな幽霊の様になってやしないか心配で
ワインの澱の様な忘却の淵に落ちないか心配で
書くのを止めようかと思い悩む
だけども詩は止まないのだ
まるで呼吸の様に再び甦る
それなら私は詩を酸素にして
生きていこう
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