狭間

最近分かったわ

この世界は

この私が現実だと思っている世界は

夢と現実の狭間


神の夢が世界を作り

私達を放り投げた


そうして神は待っている

鮭の放流の様に

子供達が自分の元へ帰って来るのを


私達は実験種

悲しいさだめ


もう帰ろうか

だが帰り道が分からない

長い長い放浪で

記憶は薄れてゆく


死んだら帰れるだろうか?

未知の世界へ翔べるだろうか?


それだけを楽しみに

私は今日も息を吸う

それだけを楽しみに

私は今日も生きてゆく

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