第六回 ――星野千佳のポエム。


 午前三時三十三分。初ポエムに挑戦なの。



 この企画を考えてくれた子は、お星様が大好きな子。

 僕は……今日、昨日になるね、心配かけちゃったの。


 でも、「ごめんね」……が言えなかったの。

 でも、「ありがとう」と、そっと言いたい。



 暗いお空が、まるで『ひなまつり』を予告するように、

 明るいお星様のシャワー。


 だから今日、……今日は、

 皆で僕のお家に集合だよ。


 三時三十三分。深夜ではなく夕方の、

 今から十二時間後の世界へ誘っちゃうよ。



 三人とも同じ名字。

 三人ともボクッ娘。

 三人一緒に並んで『ひなまつり』


 梨花が曰く、

 この流星群のように、

 僕らの出会いは本当に奇跡だと。



 だからこその、三時三十三分。


 このように少しもズレがあったら、僕らは巡り合っていなかった。


 今この時を、

 本当に精一杯に、大切にしたい。



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