第六回 ――星野千佳のポエム。
午前三時三十三分。初ポエムに挑戦なの。
この企画を考えてくれた子は、お星様が大好きな子。
僕は……今日、昨日になるね、心配かけちゃったの。
でも、「ごめんね」……が言えなかったの。
でも、「ありがとう」と、そっと言いたい。
暗いお空が、まるで『ひなまつり』を予告するように、
明るいお星様のシャワー。
だから今日、……今日は、
皆で僕のお家に集合だよ。
三時三十三分。深夜ではなく夕方の、
今から十二時間後の世界へ誘っちゃうよ。
三人とも同じ名字。
三人ともボクッ娘。
三人一緒に並んで『ひなまつり』
梨花が曰く、
この流星群のように、
僕らの出会いは本当に奇跡だと。
だからこその、三時三十三分。
このように少しもズレがあったら、僕らは巡り合っていなかった。
今この時を、
本当に精一杯に、大切にしたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます